仕事を開始する前に準備するものは以下の2つです。
1.ゴム引きの軍手
2.安全靴

普通の軍手ではなく、手の平（内側）全面にゴムが塗ってあるものです。
このゴムにより荷物が滑らず持てます。
ゴムがドット上になったものもありますが、これだと吸着力が弱いため使い物になりません。
ゴム引きの軍手については、佐川急便の支店に自動販売機が設置してあったのでそれを利用しました。3つ入って350円でした。
1日で親指・人差し指部分のゴムが剥がれてきます。吸着力を期待すればせいぜいもって3日位です。ハードですね。

安全靴はつま先に硬い芯が入っている靴ですが、ほとんどの人が使用しているのはスニーカータイプの安全靴です。見た目はジョギングやテニスシューズで、つま先にのみ鋼鉄か強化プラスチックの芯が挿入されているものです。
最初は安全靴なんて本当に必要なのかなと思っていたのですが、実際に作業を始めてみると、これは絶対に必要なものだと思いました。この安全靴を履いていないと怖くて作業が出来ないと感じるようになるはずです。
（いろんな所につま先をぶつけたり、重たい荷物を持ち上げる時に一部がつま先に当たる事もあります）


安全靴は、作業着の専門店やホームセンターで入手できます。1980円、2900円程度から品揃えがあります。ワゴンで投売りされている安いものは1ヶ月ももたないようです。そこそこの価格（2900円以上）を買うとよいでしょう。
中間にやわらかいスポンジ状のものが入っているタイプは、安作りのためかその部分がすぐに加水分解（ボロボロになって崩れる）するようです。ミッドソールは普通のゴムタイプをお勧めします。

その他に絶対に必要なものはありませんが、冬場でも相当汗をかくので、水あるいはスポーツドリンクの準備は自己責任でして下さい。のどがかわいたまま作業を続けると熱中症になってヤバイですから。夏場は動いていなくても汗をかきます。発汗の激しい夏場は、水分に加えて塩分補給も重要です。それから汗を拭くタオルも準備しておきたい物です。ガムやキャンディを食べながら作業をしている人もいました。（佐川急便仕分け作業は肉体労働そのものなのです）

休憩時間には食事を摂りますが、弁当持参の者、カップヌードルやパンを食べる者、販売機のジュースやコーヒーだけを飲む者とこれまた様々ですが、動き回るので相当カロリーを消費します。自分の体調に合わせて食事はキチンと摂った方が良いと思います。私の場合かなり腹が減って「食わないともたない」状態でした。