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佐川急便の深夜時間帯仕分け作業の世界 佐川急便の仕分け作業ってどんな仕事。作業系の仕事としては時給も良さそうだけど、とにかく仕事の内容が気になる。キツイという評判を聞く佐川急便仕分け作業、体力に自信ない者にも出来る仕事だろうか。現場で働く人たちはどんな人達なんだろう。・・・不安を抱きながら始めた佐川急便仕分け作業(深夜時間帯)の詳しい実体験レポートです。

仕分け作業はこんな内容

  



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佐川急便仕分け派遣求人(深夜時間帯)の仕事内容

仕分け作業の内容(流れ)は、説明すればすごく簡単です。
トラックで運ばれてきた荷物がベルトコンベアーに流されます。
それをあらかじめ分けられた区分ごとに担当者が引いてそれぞれの区分ローラーに流します。
そして、ローラーに流された荷物を所定の場所に積んでいくのです。
翌朝、佐川急便のセールスドライバーが分けられた荷物を積んで配達に出発します。

上記の様に、作業内容はいたってシンプルですが、これを実際にやってみると事情はまったく違ってきます。
相当ハードな作業になります。
※メール便や小物の仕分けもありますが、ここでは一般的な荷物の仕分けについて述べます。

仕分け作業に準備するものはの項目に書いていますが、
最初に買い求めた靴(つま先に安全のためのキャップが入った靴)のサイズが合っていなかったため、
1日目の作業が終わる頃には足の指先が痛みでどうしようもないくらいダメージを受けました。

仕分けではベルトコンベアーから荷物を引く作業とそれを積んでいく作業が主なものとなります。
ベルトコンベアー上には、宅配小荷物に加えて、法人用の大型荷物も混載で流されています。

伝票の住所番地あるいは法人名を見て担当者が荷物をベルトコンベアーから該当区域に引き込むのです。この住所が、カタカナやローマ字表記になっているものもあります。しかも凄く小さな字です。

じゅうたん等は円柱形に巻かれた物が流れてきますが、途中で動いて送り状欄が見えない場合が多いです。
そういう場合は、手で動かして送り状欄を確認しますが、非常に重たい物はなかなか動かすのが大変です。
ぐだぐだしている間に次の荷物がどんどん流れてきます。

初心者はベルトコンベアースピードに追いつくのはなかなか大変だと思います。
大きなな物や重たい物は相当力を入れて引かないと無常にも流れ去っていきます。
宅配等の小さな荷物は、流れにあわせて目を住所欄に固定しながら自分自身の体も流れにあわせて読んでいきます。

慣れてくると荷物の外観(箱の大きさや色等)で瞬時にどこの荷物か分かるようになるらしいです(ベテラン談)

◆◆◆佐川急便仕分け作業深夜時間帯◆◆◆

先に記したように、ベルトコンベアー上にはあらゆる荷物が混載で流されますので、
宅配荷物と法人荷物の処理方法に実際上の区別はありません。
ベルトコンベアー上から荷物を引くにはある程度の熟練を要するので、
最初は引かれた荷物をそれぞれの区域の指定場所に積んでいく作業をしました。

事前に体力に自信はあるかと聞かれたところをみるとかなりの重労働が予想されました(実際にかなりの重労働でした)
各仕分けブロックには引いた荷物を流す支流とでもいうべきローラーがついたレーンがあって、そこに引かれた荷物がどんどん溜まってきます。それを指定場所に運んで積んでいく作業です。
私の場合、4ブロックを受け持ったので、1ブロック毎に左右のレーンがあったので合計8本のレーンにたまった荷物を積み上げていきました。
積み上げ場所も、区域内でさらに何箇所かに分かれています。住所別だったり会社別だったりして、正確に覚えるには若干の時間を要しました。

流れてくる荷物は多種多様です。
ゴルフバッグ、タイヤ、アルミホイール、マウンテンバイク、家の玄関用戸、建築用資材、鉄板、花、布団、じゅうたん、ドラム缶のようなもの、小口数100個ほどの箱物、長い鉄の棒、一人ではとても持てない程の重量物等・・・
これらを引き込んで区分けし、ひたすら積んでいくのです。

最初は要領が良くわからないのであまり上のほうに積まず結構積み場所が広がったのですが、
次々に来る荷物を収めるスペースがなくなってしまいました。
ベテランの担当者と共同で積み直しが必要となりました。
以後は、とにかく上に積めるものは上に可能な限り積み上げてスペースを確保することが重要であると悟りました。
(ただしあまり高く積み上げると手が届かないと翌朝ドライバーからクレームがきます。積み上げられた荷物は原則、その区域を受け持つドライバーが責任をもってトラックに積むことになっています))
下の方に重量物、上の方に軽量物を積み上げるのが基本です。上部に重量物を積み上げると下部の荷物が潰れてしまいクレームとなります)

上に荷物を積み上げるには結構テクニックが必要です。腹筋と足(太もも)の力を利用して跳ね上げる要領で持ち上げます。
ベテラン作業員の筋力は凄いものがあります。50kgはあろうかと思われる重量物をいとも簡単に持ち上げます。
これを見て筋力が充分でない初心者はけっしてマネをしてはいけません。瞬時に腰をやられます。
自分には持ち挙げるのは無理だと判断した荷物は遠慮せずに応援を頼むべきです。
無理をして動けなくなったらそれこそ一大事ですよ。働けなくなりますから。

私の場合、荷物を持ち上げることはもちろん重労働だったのですが、それ以上にレーンを左右に飛び越えて動き回るため、足の疲労度が極限まで達したかのよう な感じでした。足の裏からふくらはぎ、太ももの上部までパンパンに腫れたようになってしまいかなりの苦痛を味わいました。筋力が作業に追いついたのが1ヶ 月以上経ってからです。

◆◆◆佐川急便仕分け作業深夜時間帯◆◆◆

1ヵ月後には、「引き」の作業も始めました。最初は1区分か2区分に限定し引いたのですが、そのうちに3区分かそれ以上をすることもあり、この引きの作業のハードさには閉口しました。半端じゃないハードさです。
区分を間違えないように正確に引くことはもちろんですが、悠長にやっていると荷物はベルトコンベアー上を無情にも流れ去っていきます。前後左右に走り回り必死で荷物を追いかけないと務まりません。
重量物は相当気合を入れて引かないとどんどんベルト上を遠ざかっていきます。
(重たい荷物には体が逆に引かれてしまうこともあります)
文字が非常に小さく、顔を近づけないと判別が難しい荷物もあります。
住所欄が手書きのローマ字の荷物もあります。

引きの作業の難しさは単に筋力が必要だという点だけではありません。ガラスや繊細な荷物は壊れないように丁寧に引かなければなりません。天地無用の荷物(上下の位置が決まっている荷物)も上面を必ず上にして扱わなければなりません。重量物に混じってこれらの「こわれもの」も流れてくるので注意が必要です。特に注意を要する「こわれもの」は特別なスペースをとってそこに丁寧に置いていきます。

朝、佐川急便のドライバー達が出発する時間は決められています。
搬入荷物が多い時などは、出発時間リミットに間に合うようにするために、とにかく必死で引かなければなりません。繁忙時には、コンベア上に荷物がびっしりと鮨詰め状態で流れてきます。そういった状態を少しでも緩和するためにとにかく荷物を引くことに没頭しなければなりません。この仕分け引きの様子を外部の人が見たら、その鬼気迫る形相に恐れをなすでしょう。コンベアを左右に見ながら、その間にあるホーム上を前後左右に駆け巡りながら必死で引き倒すのです。間違って違うローラーに荷物を引き込むと、翌朝ドライバーから文句を言われます。

時間に追われるドライバーのプレッシャーも相当なものと想像されます。
その必死さは、荷物引き作業以上のものがあるでしょう。
佐川急便のセールスドライバーを数年勤め上げれば、他に怖い仕事なんておそらくないのではないでしょうか。

以上の佐川急便仕分け作業がどれ程ハードだったかは、筋力アップ、体調の変化のタイトルをクリックして御覧下さい。

  

  

  

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